

りょう花の10年前のコンセプトは「女性の入りやすいお店」でした。 女の人でも一人で入ることができるような、誰もが何も気にするこ となく、美味しさを楽しめるお店でありたかったからです。
しかし、りょう花は考えたのです。 「本当に美味しければ、誰もが何も気にせずお店に来るんじゃない か」と。
それからりょう花は、店創りのコンセプトを「臨場感」を伝える店 へと変えていきました。どうすれば入りやすいか、ではなく、どう すれば美味しくなるかに焦点を移したのです。
麺の湯切りの音、ギョーザを焼く匂い、厨房で作っている真剣な表情、そういったものが、更にらーめんを美味しくさせる ものです。
現在は、お客様にスタッフの顔が見え、音が聞こえ、香りが、温度が伝 わるお店創りを心がけています。
らーめん屋らしいらーめん屋に女性がいると、 「お、この人、分かってるな」と逆にかっこよさを発見できる。 それがこれからの「りょう花ism」です。

らーめんの味を変えるのは、お店の臨場感だけではありません。
食べる時の器の淵の厚みや、質感も大切な要素です。
特に唇が、らーめんをすすったときとスープを飲むときの感触に 違和感を感じないように調整しています。
器の形は深く狭く。香りが逃げないで上に上がってくるように、
そして特塩には、スープがまろやかになる遠赤効果があるといわれている有田焼を使用しています。
どうすれば美味しくなるかについて、器からも攻めていきます。
レンゲも、しっとりと手に馴染んで、口当たりがなめらかな陶器製のものを使用しています。
今後は、愛媛県らしく砥部焼きの器も考え中です。
日本一のらーめん屋、はたまた海外進出を目指し、りょう花は今日も邁進中です。
お店の場所は直感で決めています。 マーケティング的なことはあまり気にしないんです。
ロケーション重視で、ちょっと色気のある場所に。 その辺りをゆっくり歩いてみて、にぎわうイメージができたら、 直感で「ここだ」と決めるようにしています。 らーめんの神様がいるのかどうかは分かりませんが、土地の神様に愛されそうな感じがするところ。 直感で「ここだ」と思ったところなら、怖いものはありませんよね。
ただ、その分ダメだった時の言い訳はききませんが、 現状は、ありがたいことにどのお店も皆様からあたたかいお言葉をいただいています。






